高血圧に有効な栄養成分:ルチン

ルチンはフラボノイド化合物の仲間で、ビタミンPの一種です。

ジャガイモの花、中国産の豆のエンジュの葉、つぼみ、未熟果に多く含まれています。

ルチンは毛細血管を強化するため、出血性の疾患に効果があり、脳卒中や歯茎からの出血などの、出血性疾患の予防に役立ちます。

特に、ルチンはビタミンCの吸収を促進するため、ビタミンCを併用することで、よりいっそう、その効果を発揮します。

ルチンは、血圧を上昇させる物質のはたらきを弱める作用があります。

毛細血管を収縮させる一過性の作用もあり、この作用を利用した止血剤には、エンジュの葉から抽出物が利用されています


ルチンの摂り方

ルチンの1日あたりの理想摂取量は30mgとされています。一日一食そばを食べると摂れる量です。

ルチンは水溶性のため、そばのゆで汁に溶け出します。

そば湯を飲む習慣は、健康のためにも理にかなったものなのです。

ルチンはビタミンCとともにはたらきますから、ビタミンCの豊富な野菜や果物と一緒に食べると理想的です。




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