高血圧を下げる栄養素として、タウリンがあります。
タウリンはたんぱく質を作るアミノ酸の一種であり、人間の身体つくりには欠かせない栄養成分です。
タウリンは、人間がストレスを感じると体内に増えてしまう、カテコールアミンというホルモンを抑制してくれます。
カテコールアミンは、血圧を上げて高血圧を導くので、タウリンが高血圧に効果的なのもうなずけます。
心臓や肝臓の機能を高めてくれるので、動脈硬化予防にもタウリンは効くとされています。
人間の体内ではほとんど合成することができないため、日々の食事から積極的にタウリンを取り入れ、高血圧の改善を図りましょう。
タウリンは主に魚介類に多く含まれているとされています。
タウリンを多く摂取すると、胃酸が過剰に分泌されてしまうこともあります。
胃酸が多く分泌してしまうと、潰瘍を発症させる原因にもなりますので、タウリンを摂取する場合は単独でなく、牛乳などと一緒に摂るとよいでしょう。
タウリンを多く含む食品は、魚介類にあって、青魚の秋刀魚や鰯、鯖があり、他には鰹や鰤などがあります。
高血圧の方は、塩分を抑えた食事を心がけつつ、これらの食品を積極的に取り入れるようにしましょう。