カゼインは牛乳のタンパク質の約80%を占めている栄養素で、カルシウムを大量に含むカルシウム結合タンパク質です。
単一ではなく、4種類のカゼインの複合体をさしますが、体内で分解されると、アミノ酸の小規模な集合体である、各種ペプチドになります。
カゼインのはたらき
カゼインが体内で分解されてできたペプチドは、カルシウムやナトリウムの吸収を促進し、免疫力を強化するなど多岐にわたって活躍します。腸の蠕動を抑える効果もあり、それによって食べ物の腸滞在時間が長くなり、栄養素の吸収が高まります。
カゼインを多く含む食品
カゼインは牛乳、ヨーグルト、チーズ、スキムミルクなどの乳製品に多く含まれています。朝食がパン派の方ならば、無理なく摂れるものばかりですので、ぜひとも利用しましょう。