血圧を下げる食事のポイント

塩分を減らす

高血圧の食事の注意点で一番良く言われるのが減塩です。

人間は塩分がないと生きていく事ができないので必要なのもです。

問題は、塩分の摂る量です。

私達の体には、ナトリウム(塩分)の濃度が体に必要な一定の量に保たれるよう調節されるようになっています。

その働きによって、塩分をとり過ぎてしまうと、血管壁の細胞にナトリウム(塩分)の濃度を薄めるために水分を摂ります。

すると、血中の水分量が増えてしまいその結果血圧を上昇させてしまうのです。

日本人がどの位の量の塩分を摂っているかと言うと、1日に約10~12gの塩分を摂取していると言われています。

高血圧の場合は、日本高血圧学会では1日の塩分の摂取量を6g未満を目標に定めています。

塩分摂取量を1g減らすと血圧が1mmHg下がると言われていますので毎日の食事で減塩する事はとても重要と言えます。


野菜や果物を積極的に摂る

毎日の食事での注意点は、減塩だけでなく栄養バランスの摂れた食事をする事が大切です。

三大栄養素の炭水化物、タンパク質、脂質は人間の体に必要です。

食事療法だからと、三大栄養素を摂らないでいると健康を維持することができません。

魚や大豆に含まれる良質のタンパク質は血管自体を強くし動脈壊死を防ぎます。

脳血管障害による痴呆の予防するとも言われています。

食べすぎには注意しましょう。肥満は血圧を高くする原因の一つです。

三大栄養素にプラスして野菜や果物や海藻を毎日必ず食べましょう。

生の野菜や果物・海藻には降圧作用がある、カリウム、マグネシウム、カルシウムが豊富です。

さらに、ミネラルがやビタミン、食物繊維が多く含んでいますので便秘解消や肌にも良く美容効果もあり、肥満の方にも効果的です。

��日の摂取量の目標として、野菜350g、果物200gは食べるようにしましょう。


コレステロールや飽和脂肪酸の多い食品を控える

コレステロール値が高いと高脂血症になりやすく動脈硬化を招き血管内部が細くなり、血圧が上昇し高血圧になったり、血管に柔軟性がなく硬くなり血管がもろくなり、血管が傷つきやすくなったり、血栓が血管を詰まらせ、心筋梗塞、脳梗塞などを起こすリスクが高くなります。

コレステロール値が高いと、コレステロールを多く含む食品(マヨネーズ、卵、イクラ、レバー、うなぎ、すじこ、キャビア、イカ、)などを摂らないように注意する方は多いですが、実はコレステロールの半分以上は体内で合成されているそうです。

合成されるときに元となるのが脂肪です。ですが、脂肪には動物性脂肪と植物性脂肪の2種類ありまがそれぞれが全く逆の働きをします。

動物性脂肪・・・飽和脂肪酸が多く含まれており、コレステロール値を上昇させます。
植物性脂肪・・・不飽和酸脂肪が多く含まれおり、コレステロール値を下げる働きをします。
但し、動物性脂肪でも青魚には不飽和脂肪酸が多く含まれていますのでコレステロール値を下げる働きをします。

飽和脂肪酸の多い食品(肉の脂身、生クリーム、バター、チーズ)などは、血中のコレステロールや中性脂肪を増やしてしまい、高血圧を悪化させてしまい、さらに動脈硬化や心筋梗塞を起こすリスクが高くなりますので摂らないように注意が必要です。


食べ過ぎに注意し肥満を解消する

肥満も高血圧になる原因の1つです。肥満にならないためにも、満腹にするのではなく、腹八分目にしたり、間食をしないようにするなどを習慣からなくすことが大切です。

肥満の方はカロリーなどのも注意しなくてはなりません。

間食したくなってしまった時には、カロリーの低い、こんにゃくや野菜、海草サラダなどは体にもいいので効果的ですがドレッシングなどには多くの塩分が入っているのでレモンを使ったりと工夫が必要でしす。

食生活を変えるのは大変なことですが、肥満は高血圧のほかにも、糖尿病や高尿酸血症、高脂血症、メタボリックシンドロームなどの病気の原因になります。




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