カリウムの多い食品と注意点

カリウムの働きと・注意点

カリウムには血圧を上昇させる原因がある余分なナトリウムを排泄させる働きがあります。

血圧が高い方や、塩分が強い食事をする傾向にある方は、カリウムをより多く摂る必要があります。

カリウムは末梢血管を拡張させ、血流を促進したり、腎臓から分泌されるカリクレインという、血圧を下げる酸素を増やしたり、さらに、副腎から分泌され血圧を上昇させるカテコールアミンというホルモンの分泌を抑えてくれます。

カリウムは血圧を下げる様々な働きをしてくれるので、高血圧の人はなるべく多く摂っていただきたいのですが、カリウムを摂る際の注意点があります。

腎臓病や透析をされている方は、腎機能が低下しているためカリウムがうまく働く事が出来ません。

その結果、体内にカリウムが多くなり、高カリウム血症になりやすく、不整脈や心臓停止になるなど危険を伴います。

腎機能が低下している人は必ず医師に相談するようにしてください。


カリウムが豊富な食べ物

高血圧の予防には、カリウムを1日3500mg摂取すると良いそうです。

カリウムは肉や野菜、魚などほとんどの食材にまんべんなく含まれているミネラルです。


カリウムはが多く含まれている食品

野菜
ほうれん草、かぼちゃ、にら、春菊、小松菜、切り干し大根、トマト、モロヘイヤ、白菜、ピーマン、パセリ、アボカド、
果物
あんず(乾燥)、干しぶどう、干しかき、キウイフル-ツ、路地メロン、バナナ、いよかん、桃、すいか
海草
ひじき(干し)、こんぶ(素干し)、干しわかめ、焼きのりなどです。
いも類
やまといも、さつまいも、じゃがいも、里芋
大豆・大豆製品
納豆、枝豆(ゆで)、絹ごし豆腐、木綿豆腐、きな粉 いんげん豆(ゆで) 、あずき(ゆで)

果物などは、カロリーが高いので太ってしまったり、中性脂肪や血糖が増えすぎてしまうこともあるので食べ過ぎ無いように注意しましょう。

カリウムは水にとけやすいので、野菜などを水洗いする時は、軽く流す程度にし、茹でる時は、時間をかけないで茹でるほうが良いです。

かぼちゃは、茹でたりしてもカリウムが減ることがありませんのでおすすめです。

サラダにして野菜をたくさん摂るときは、ドレッシングには塩分が多く含まれているのでドレッシングを選選ぶときは減塩を使うなどして注意してください。

ご飯を玄米にしたり、パンをライ麦パンなどの精白していないものにすると、白米や精白したパンよりたくさんのカリウムがとれるようです。

血圧を上げないためには、塩分摂取を控えるだけではなく、カリウムの摂取も心がけることで、血圧の上昇の予防につながります。



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