腎臓とは、体内の水分や電解質を調節したり、老廃物や毒素を尿と一緒に排泄したり、血液を弱アルカリ性に保つ働きをする臓器で、高血圧と密接な関係があります。
腎不全に由来する高血圧もありますが、多くは、生活習慣病などから高血圧を招き、腎機能の低下が進むケースが多く見られます。
腎臓の機能が低下してしまうと、体内の塩分やカリウムの量が調整できなくなってきます。
それだけでも高カリウム血症などを合併しますが、カルシウムやリンなどの電解質の調節も正常に行えなくなってきます。
腎臓の様々な調節機構が行えなくなると、高血圧化が進みます。
高血圧と腎臓疾患は一方通行ではなく、高血圧の進行によって腎不全が起きたり、腎不全を原因として高血圧症になることもあります。
どちらも原因疾患となり、病状を進行させることがありますので、早めに適切な治療を行わないと、損ドン症状が続く悪循環を招きます。
腎臓病に由来する高血圧には、腎血管性高血圧症などがあります。
腎臓の何らかの原因で腎臓の流れる血流が低下し、その腎臓の低血圧状態を脳が全身が低血圧であると勘違いして高血圧信号を送ることで高血圧症になることをいいます。
レニン、アルドステロンの上昇が確認されています。