脳卒中の原因として高血圧が上げられており、高血圧の合併症の一つです。
脳卒中は、脳の血管に突然起こる障害です。
脳卒中の危険因子が高血圧であるならば、高血圧を予防、治療して脳卒中のリスクを減らしましょう。
脳卒中とは、脳圧が高まり血管に障害起こす症状の総称です。
脳梗塞と脳出血、くも膜下出血の3つに大別されます。
脳梗塞とは、動脈硬化などにより血液の流れが悪くなる、血管が詰まるなどから血液の流れが遮断してしまう症状です。
血液が流れなくなった脳細胞は壊死してしまい、手足の麻痺や広範囲に脳細胞の壊死が起こった場合は半身麻痺や全身麻痺などの障害が起こり、言語障害も見られます。
脳出血とは、脳圧が高まった状態が継続することで、血管が破れ出血する症状です。
出血した血液は体外に流れ出ることなく、頭蓋骨の中に留まり固まります。
固まった血液が脳を圧迫し始め、麻痺や言語障害などの障害が現れます。
脳を保護するものとして、頭蓋骨はもちろんのこと、脳の周りに薄い3層の膜があります。その膜のひとつがくも膜です。
くも膜と脳の空間をくも膜下といい、多くの血管が走っており、この血管が損傷して血が流れ、くも膜下にもともとある脳脊髄液に血液が混ざることで起こります。
人間の突然死の約7%ほどはくも膜下出血が原因といわれています。