カリウムを多く含む食品で高血圧予防

高血圧の人は血中の余分なナトリウムを排泄する働きがあるカリウムを多く含む食品をとりましょう。

カリウムを多く含む食品を食べる事は高血圧の食事療法の中でも比較的取り組みやすく効果的であるといえます。

カリウムを多く含む食品には、アボカドやバナナ、キーウィフルーツなどの果物類や、昆布、わかめ、干しひじき、切干大根、焼き海苔、しいたけなどの海藻類や乾物類があります。

ミネラルの一種のカリウムはナトリウムとバランスをとりながら細胞を正常に保ったり血圧を調整するはたらきや、筋肉の収縮や神経伝達などに関わるなどの作用をもつ成分です。

カリウムは消化器官の筋肉の動きを促進したり、腎臓のはたらきを助けることにより、ダイエットのサポートやむくみの改善などにもはたらきます。

カリウムは多くの食品に含まれているミネラルで通常の食生活では不足することの少ないミネラルです。

塩分であるナトリウムを摂りすぎると、腎臓への負担や血液量の上昇によって血圧が上がります。

ナトリウムは高血圧の原因となります。

カリウムはナトリウムと正反対の働きをします。

カリウムには血管を拡張する働きによって直接血圧を下げる働きがあるほか、血中の余分なナトリウムを排泄する働きもあります。

食事で減塩のできない人に効果的なミネラルなのです。

さまざまな調査でカリウム摂取量が多いと血圧が低い事が確認されており、特に食塩摂取量の多い人たちで血圧の低下が認められています。




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