緑茶
日本人が昔から飲まれてきたのが緑茶です。緑茶には独特の渋みがあります。それがカテキンですが、様々な体に良い働きがある事が分かってきました。
血圧を下げる働きについては、高血圧の原因の一つに、血管を収縮し血圧を上昇させてしまう、アンジオテンシン変換酵素の働きがあります。
カテキンには、このアンジオテンシン変換酵素作用を抑制する作用があります。
強い抗酸化作用があるのでコレステロールが酸化され、悪玉化するのを防ぐ働きをしてくれます。
ギャバロン茶
緑茶をしばらく窒素ガスに入れ、製造するお茶です。
味などは緑茶とかわりませんが、GABAという物質が約5倍~10倍に増えるそうです。
��ABAには血圧降圧作用があることがわかったそうで、交感神経活動を低下させる働きがあるようです。
ギャバロン茶には、ビタミンCやカテキンも多く含まれているので、高血圧の方が飲んで、血圧が下がっているのがわかっているようです。
��ABAは取り過ぎても体に問題がないので毎食後などに飲んでも大丈夫なので安心ですが、茶葉をこまめに変えるのが、良いそうです。
ウーロン茶
ウーロン茶は、半発酵させる過程で、ポリフェノールの量が増えるようです。
ポリフェノールはカテキンの集合体で、強い抗酸化作用があり、コレステロールの悪玉化を防いでくれるので、動脈硬化なのど予防になるようです。
杜仲茶
杜仲茶は中国では古くから老化予防の働きがあるとされ漢方薬として使われていたようです。
杜仲茶に含まれている成分、”ゲニポシド酸”が血管拡張をし、血流の流れをスムーズにし血圧を下げる働きをします。
これによって冷えや、肩こり・腰痛などの改善にも期待できます。
杜仲茶にはナトリウム(塩分)の排泄を促進させる利尿作用の働きもあり、高血圧の方には必要な、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛などのミネラルも含まれています。
そば茶
ポリフェノールの一種であるそば茶には、血圧を避ける働きをするルチンが含まれています。
この”ルチン”は、毛細血管を強くし、血栓が出来ないように抑制する働きがあり動脈硬化を予防すると考えられています。
そば茶には、カフェインが含まれていないので妊婦さんも安心して飲むことが出来ます。
コーヒー
意外な飲み物ではコーヒーです。以前はコーヒーには入っているカフェインが血圧を上げる働きがあると言われいましたが、最近の研究の結果では、常にコーヒーを飲んでも血圧はほとんど上がらず、むしろ、血圧がさがる働きがあることがわかっています。
これは、コーヒーに入っているポリフェノールが血圧を下げる働きがあるようです。
ココア
ココアには、ポリフェノールが多く含まれており血圧を下げたり、血管の機能を良くする働きをします。
飲みすぎは逆効果になってしまいます。ココアには糖分があります。
糖分をとりすぎるとと肥満になってしまいます。糖分を控えて飲むようにしましょう。
トマトジュース
トマトにはカリウムが含まれていて、体内にある塩分を排出しながら血圧を下げる作用があるようです。
トマトジュースは数多く売られていますが、塩分が入っている商品も多いので塩分が入っていない物や、トマトそのままをミキサーなどにかけ自分で作ってみるのも良いでしょう。
酢の入った飲み物
お酢には、血圧を下げる働きがあります。
お酢を毎日大さじ一杯程度飲み続けることで血圧が下がった臨床結果も出ています。
コレステロール低下作用がありますのでメタボリック症候群の予防に役立てましょう。