「脳血管障害」は、発作を繰り返さないように注意する降圧薬を用いて降圧目標血圧を維持するように治療し、脳出血や脳梗塞などの発作を繰り返さないことが第一の目的となります。
「心臓病」は、血圧のコントロールで発作を予防する高血圧に心臓病が合併する事例は非常に多く、特に狭心症や心筋梗塞が合併する場合は、非常に危険です。血圧をコントロールすることが大切になります。
「腎臓病」は因果関係をはっきりさせて、治療する高血圧と腎臓病が合併している場合、高血圧が原因の腎臓病と、腎臓病が原因の高血圧があります。いずれの場合も高血圧を治療することが大切です。
「糖尿病」は、降圧薬とのかねあいに注意して治療する高血圧と糖尿病が合併した場合には、動脈硬化が促進され、脳卒中や心筋梗塞が起こりやすくなります。治療の際は、糖尿病の治療薬と高血圧の降圧薬との相互作用に注意を払いながら、慎重に治療がすすめられます。