二次性高血圧とは

 高血圧のうち90%が原因のわからない本態性高血圧ですが、残り10%の原因がわかっているものを二次性高血圧といいます。二次性高血圧は主に4種類あります。

 1つは腎臓に異常があるために起こる腎性高血圧、2つ目は腎臓の血管に異常があるために起こる腎血管性高血圧、3つ目はホルモンの異常で起こる内分泌性高血圧、4つ目は大動脈や大動脈弁に異常があるために起こる大血管疾患による高血圧です。

 これら二次性高血圧は早めに診断し、原因を取り除くか薬を服用する事で血圧を正常にする事が可能になります。

 二次性高血圧の主なものとして、以下のものがあります。

  ≫ 腎性高血圧・腎血管性高血圧
  ≫ 内分泌性高血圧
      ・・・原発性アルドステロン症
      ・・・クッシング症候群
      ・・・褐色細胞腫
  ≫ 大血管疾患による高血圧
  ≫ 漢方薬の副作用による高血圧