生活習慣の修正と薬物療法が、高血圧治療の2本柱です
高血圧の治療は、症状に応じて治療計画を立ててすすめていきます。治療方法は、生活習慣の修正と、薬物療法を組み合わせて行います。
生活習慣の修正とは、高血圧の原因となる肥満、塩分の採り過ぎ、運動不足などの生活習慣を見直すことで、高血圧の症状を進行させないためのものです。
こうした生活習慣の修正だけでは改善しない場合に、薬物療法を併用していくことになります。
薬物療法とは、降圧薬によって血圧を下げることで、合併症や臓器障害を防ぐ方法です。これらをどう組み合わせてすすめて行くかは、医師と相談した上で決定することになります。
無理のない生活習慣の修正が、治療成功のコツです
とにかく病気は治せばいいという考え方から、治療も含め、どのような生活を過ごすのかということが、最近は重要視されるようになってきました。
生活習慣の修正にしても、薬物治療にしても、いずれも息が長く、場合によっては一生つきあうことになるものです。
無理な治療プランを立て挫折したり、生活の質が犠牲にされたりするようでは、心身共に良い結果は得られません。医師と相談して、実現できる治療プランを立てることが大切です。
高血圧の治療の流れ