高血圧の検査は、2段階に分けて行われます
高血圧の検査では、はじめにスクリーニング検査と呼ばれる一般的な検査が行われます。
その内容は、問診、血圧測定などの診察、肥満の判定、尿検査、血液検査、眼底検査、心電図検査、胸部X線検査です。
ここで症状が軽く、合併症などがないことが確認されれば、生活習慣の修正の指導が行われます。
しかしスクリーニング検査で血圧が高かったり、合併症の疑いがあったりする場合には、その内容に応じてさらに詳しい検査(精密検査)が行われます。
検査の目的は、高血圧が原因不明の本態性(一次性)なのか、他の病気が原因による二次性なのかを判別することです。二次性の疑いがある場合には、その原因となっている病気を調べ、治療します。
本態性(一次性)の場合には、高血圧の進行度合いと合併症の有無などを調べ、症状にあった治療計画を立案します。
スクリーニング検査の結果に応じて行われる特別検査
スクリーニング検査で合併症等の疑いがある場合には、症状に応じた精密検査が行われます。
主な精密検査には、臓器の断層面を調べる「X線CT検査」、「MRI・MRA検査」、超音波を当てて調べる「超音波検査」などがあります。