血圧を下げる生活習慣として禁煙、運動などが上げられますが、 寒いときにマフラーを使うのも忘れがちな習慣です。
寒いときに外出すると、血管が細くなって血流が悪くなり血圧が上がりますから、 心筋梗塞や脳梗塞になることがあります。
動脈から静脈に流れる血液が毛細血管を流れますが、 実は手では8割はAVA(グローミュー)と呼ばれるバイパスを通っているのです。
寒いときにはこれが顕著で、交感神経が刺激され、 筋肉が縮まって毛細血管を流れる血液がより少なくなります。
しかもその筋肉が縮まるのは速いですが、 毛細血管に流れるように元に戻すのには10分から40分もかかります。
寒さを感じる前に暖めるようにしないと、 最高40分も寒いままのような状態になってしまします。
人間はこの筋肉を制御するのは主に首で温度を感知しますから、 首にマフラーを巻いて暖かくすれば、手足の血流が促されて冷え性を改善して、 血圧も安定します。
マフラーを外に出てからするのではなく、 室内で暖かいうちに首に巻いて保護することがポイントです。
マフラーがなければ、ハイネックやタートルネックでも同様に効果があります。