血圧を下げる働きのある食べ物

血圧を降下させるローヤルゼリー
 ローヤルゼリーに含まれているパントテン酸が、血管壁をきれいにしてくれるので、血液の流れに対する抵抗が減り、血圧を下げてくれます。
 また、高血圧の原因に塩分のとり過ぎがよくいわれていますが、パントテン酸が充分あると、腎臓からのナトリウムの排泄が促され、血圧が下がるといわれます。


血圧を下げる昆布
 昆布を水にもどすと表面がぬるぬるしてきますが、このぬめりが身体には大変良いのです。このネバネバした物質は、食物繊維の一つである水溶性の硫酸多糖とよばれるものです。この中にはラミナリン、フコイジン、アルギン酸などが含まれていますが、このアルギン酸には血圧を下げる作用があります。
 その他アルギン酸には、腸内の金属類なども吸着し排出させる作用があります。つまり、ストロンチウム、カドミウムなどの、人体に有害な物質をも排出する力をもっているので、ガンなどの予防にもなります。


血圧の低下作用があるマグロ
マグロに含まれるプロスタサイクリンなどには、血管を拡張させて、血圧を低下させる作用があります。


血圧を下げるレタス
レタスに含まれているカリウムは、血圧を降下させる働きがあります。塩気の多いものをとるとナトリウムが多くなり、血管平滑筋の細胞の内と外のカリウムのバランスが悪くなり、血管が収縮して血圧が上昇してしまいます。レタスにはカリウムが含まれ、ナトリウムの排泄を促進して、血圧を下げる働きをします。


血圧を下げるマッシュルーム
キノコ類の中に含まれているエリタデニンが血液中のコレステロールを減らし、血管を正常にすることで、血圧を下げます。


血圧を下げる豆乳
豆乳にふくまれているダイズにはカリウムがあり、体内でナトリウムの排泄を促す作用があるので、血圧を下げる効果があります。


高血圧を下げる酢
酢を料理に使うと塩味が不要になり、自然と塩分を控えめにし、食塩のとり方が減ってきます。酢の香りや酸味が減塩された食事でもおいしく食べられますので、それが血圧を下げる効果につながります。
 また、酢にはコレステロールの処理がスムーズになる働きもありますので、高血圧以外の成人病の人にも効果的ですし、酸味があるものは精神的ストレスなども緩和する作用もありますので、気分に左右される血圧、胃腸の症状などのも効果があります。


高血圧に牡蠣
牡蠣には血圧を下げる働きで注目されている二つの特効成分、タウリンとエイコサペンタイン酸(EPA)が多く含まれています。
 EPAは血液中で血栓をできにくくして心臓病を防いだり、血圧が上昇する原因の血管の収縮をおさえたり、血管を拡張する性質に変化し血圧を下げたりする作用があります。
 またタウリンには降圧作用だけでなく、心臓の興奮を静めて心臓病を予防する効果、血液が凝縮するのを防ぎ、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症を予防する効果、動脈硬化を防ぎます。こらは血圧を下げるといっても、高い物を正常にするのであって、大量に摂っても、正常以下に下げすぎるということはありません。
 なお、このタウリンは他の貝類、タコ、イカ、などにも多く含まれています。


高血圧を下げるひじき
ひじきに含まれているカリウムは、体内のナトリウムの排泄を促すので、血圧降下の効果があり、高血圧の方には是非おすすめです。


高血圧に効くグレープフルーツ
グレープフルーツに含まれているカリウムが体内の過剰なナトリウムを追い出し血圧を下げる効果があります。カリウムは野菜、豆類、魚介類、肉類などにも含まれていますが、いずれも煮たり焼いたりすると流れ出てしまう性質を持っているので、生で食べられるグレープフルーツには著しい効果が期待できます。




          
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